
応募しても実績がなく採用されない…



ポートフォリオ代わりになるものを作りたい
Webライターとして活動していくなかで、このような理由からブログを始める方もいらっしゃるでしょう。
けれど、ブログを始めてみると、何を書くべきなのか悩み手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
ライターに最適なブログのテーマは、AI活用術やライティングの勉強法、自身の体験談など数多くあります。
本記事では、Webライターのブログにおすすめのテーマ10選に加え、ネタ切れを防ぐコツを詳しく解説します。
ブログ運営により実績を作り、スキルアップをめざす方はぜひ参考にしてください。
なぜWebライターにブログが必要なのか


Webライターがブログを運営すると、さまざまなメリットがあります。
自分の文章力や得意分野をアピールできるブログは、ポートフォリオとして活用できます。
読者目線での記事を書く練習ができるほか、SEOやWebマーケティングの知識を深めることも可能です。
また、クライアントの課題やニーズをテストできるのもブログの魅力です。
例えば、SEOを意識した記事を投稿して検索順位の変化を分析すれば、実案件で効果的な改善策を提案でき、内容に説得力が増します。
逆に、思うように成果が出なかった場合も、課題の分析を通じて改善策を練ることは、クライアントワークにも活きてきます。
継続して更新すれば収益化につながる可能性もあり、自信もつくでしょう。
このように、ブログはただのアウトプットの場ではなく、実験と検証の場としても活用できます。
ライターとしての提案力を鍛えられるだけでなく、「どのような情報を発信すれば成果につながるのか」というクライアント目線も自然と養われていきます。


Webライターのブログにおすすめのテーマ10選


ブログを始めようと決意しても「何を書けば良いかわからない」と悩む方も多いでしょう。ブログで取り上げられるテーマは幅広く、方向性を定めておくことで継続しやすくなります。
以下では、Webライターにおすすめのブログテーマ10選を4つのカテゴリに分けて紹介します。
「自分らしい発信がしたい」「ブログから仕事につなげたい」など、目的に合ったブログ選びの参考にしてみてください。
【学び・スキルアップ系ブログ】
Webライターのブログとして取り入れやすいのが、学びやスキルアップに関するテーマです。
ライティングを始めた過程やAI活用術など、初心者や中級者まで役立つ内容を発信することで、同じ悩みを持つ人の共感を呼びやすくなります。
以下で、それぞれを詳しく紹介します。
ライティング初心者向けの学び・スキルアップ法
ライティング初心者に向けた学び方や成長の工夫などをまとめた記事は、ユーザーからの共感や信頼を得やすくなります。
ライティング初心者向けに発信できる内容には、以下のようなものが挙げられます。
- SEOの基礎
- リサーチの方法
- 文章を書く前の準備事項(検索意図・記事のゴール・競合にない内容のリサーチなど)
- 構成作成方法
- 文章を書くうえでの注意点(誤字脱字・表記ゆれ・専門用語を避ける・一次情報の取得など)
- 執筆時間を短縮する方法
- おすすめの書籍・ライティングスクール
- インプット後におすすめのアウトプット法
自分の経験を交えて発信することで、思考が整理でき知識も定着しやすくなるでしょう。
執筆・SEO・マーケティングの施策
執筆テクニックやマーケティング施策をテーマにするのもおすすめです。
具体例を、下表にまとめました。
| カテゴリ | 具体例 |
| 執筆テクニック | 効果的なリード文の作成方法 PREP法を活用した文章構成術 読者が読みやすくなる構成の工夫 理解を深めるのに役立つ具体例の挿入 |
| SEOライティング | キーワード選定のやり方 効果的なタイトルの作成方法 |
| マーケティング施策 | 内部リンクを活かして回遊率を上げる方法 検索結果で目を引くメタディスクリプションの書き方 読者が行動したくなるCTA設置の工夫 SNSで記事を拡散する重要性 |
| UX(読者体験) | 図解や画像の活用 読みやすいデザイン・レイアウトの工夫 スマートフォン最適化 |
これらの手法を紹介すると、自身の文章力やマーケティングの知識をアピールするのにも役立ちます。
AI・業務効率化ツールの活用術
AIや業務効率化ツールの活用方法を紹介するのもおすすめです。
具体例は、以下のとおりです。
- ChatGPTのGptsの作り方
- AIを活用した構成のたたき台の作成方法・構成への落とし込み方
- アイデア出しとしてのAIの活用法
- Notion AIによる文章の添削や情報整理のやり方
- 複数のAIの組み合わせた業務効率化の工夫
- リサーチに役立つツール(Data SraRt・まとも検索など)の紹介
- デザインツール「Canva」の使用方法
- アクセス解析ツール(Google Analytics・Google Search Consolなど)の活用法
作業がスムーズになるツールを使いこなすことで、執筆スピードや精度の向上が見込めます。
リサーチを進めるうえで、自分に役立つ手法も見つかるきっかけにもなるでしょう。
ただし、ツールはあくまでもサポート役であり、依存しすぎないよう注意することも大切です。
【キャリア・実績を発信するブログ】
ライターとしての経歴や仕事で得た経験を発信することは、自分の強みを示すのに効果的です。
副業から本業への転換や取材経験などを記事にする具体例を、以下で詳しく解説します。
副業・転職・キャリア転換の体験談・コツ
ブログで、ライターになった経緯や、副業から本業になった事例などを発信する方法もあります。
例えば、以下のよう内容を発信することが可能です。
- 本業とWebライターを両立するのに大変だったこと
- 作業時間を確保するための工夫
- 仕事と両立する際に意識したこと
- 思うようにいかなかった失敗談
- 「〇ヵ月で〇円を達成できた」という実際の数値
自身のリアルな体験談は、記事に説得力が生まれると同時に、読者に親近感をもってもらえる可能性があります。
取材やインタビューの体験談
取材やインタビューの経験がある場合、その内容もテーマにできます。
具体的な例は、以下のとおりです。
- 初めて取材にチャレンジしたときの失敗談・そこから得た学び
- 取材やインタビューに使っているアイテム・おすすめグッズ
- アポ取りのやり方・工夫していること
- 取材・記事化の流れ
- 質問の準備方法
- 取材現場で意識したい心構え
- 相手の魅力を引き出すコツ
- 取材・インタビュー記事の書き方
上記をブログにまとめることで、取材やインタビューに挑戦したい人の手助けになるだけでなく、ブログの価値も高められるでしょう。
【専門性・戦略を活かすブログ】
自分の専門分野や戦略を発信するブログもおすすめです。
以下では、美容や教育関連といった専門知識や、自身の戦略を武器にしたブログを作成する方法を詳しく解説していきます。
美容・金融などの専門ジャンルに関する内容
自分の専門分野に基づいたブログは、競合と差別化を図るのに最適な題材です。
具体例は、下表のとおりです。
| ジャンル | 体験談 | 専門知識の絡め方 |
| 美容 | スキンケア商品の使用経過を写真付きで紹介 | 成分や効果を専門的に解説 |
| エステや美容医療を体験した感想を発信 | 施術内容や効果を専門知識をもとに分析 | |
| 金融 | 投資での失敗談を紹介 | 原因を知識をもとに分析 |
| 積立NISAやiDeCoの始め方を体験談を交えて発信 | 制度の仕組みやメリット・デメリットを解説 | |
| 旅行 | 宿泊したホテルや旅館の感想を紹介 | 歴史的背景や近隣のおすすめスポット、観光データなどを添える |
| 教育 | 子どもに勉強習慣をつけるのに苦労した経験を紹介 | 児童・発達心理学などの視点から効果的な方法を解説 |
実体験と専門知識を組み合わせると、深みのある記事に仕上がります。
獲得したい案件に関連する内容
自分が書きたいジャンルが決まっている場合は、その内容を発信すると案件獲得につながる可能性があります。
例えば、ITやガジェット関連に関心がある場合は新製品の使用感を記事にする、グルメ分野の場合は、お店を訪れたレビューや自身が開発したレシピを紹介するなどが有効です。
「実体験+専門的な解説」をかけ合わせると、そのジャンルに対する理解度や熱意が伝わりやすくなるほか、クライアントへの営業効果も高まります。
ブログ運営に関する知識
自身のブログ運営するなかで得た知識や経験も記事にできます。レンタルサーバーやテーマの選び方、記事の書き方、デザインを最適する方法など、発信できる内容はさまざまです。
検索流入が伸びた記事の分析内容や、収益化に成功した体験を紹介するのも良いでしょう。
実際の数値や事例を交えることで、記事の信憑性が増します。
さらに、ブログ運営は分析力やマーケティング力を養う場としても効果的です。
例えば、収益化の施策を試して成果を比較したり、タイトルの違いによるクリック率の変化を分析したりする経験は、そのままクライアント案件での改善提案に応用できます。
自身のブログでの失敗や成功のプロセスを通じて、具体的な改善策や効果的な提案を行う力が自然と身につく可能性があります。
【雑記系ブログ】
自分の好きなことや、日常の出来事を発信するのも一つの方法です。
雑記ブログは気軽に始められるため、挫折しがちなブログを長く続けられる可能性があります。
以下では、雑記ブログにおすすめのテーマを2つ紹介します。
趣味・推しのこと
趣味や推しに関する発信は、楽しみながら文章力を磨けるテーマです。
読んだ本や観た映画、推しのアーティストについて思いを語ることで、同じことに関心がある人の共感を得やすくなります。
また、自身が興味のある題材を扱うため、自然と文章に熱量が加わり、ブログのファンが増やせる可能性もあります。
仕事とは関係のないように思うかもしれませんが、読者を集められることは発信力が備わっている証明になります。
そのため、実績が評価され、仕事が舞い込むことがあるかもしれません。
価値観・ライフスタイルの発信
ブログのテーマとして、日々の習慣や大切にしている考え方、子育ての工夫などを取り上げるのもおすすめです。
時短グッズの活用法や年齢に合った健康管理法などを記事化すると、同じ悩みを持つ読者の参考になる可能性があります。
自身の価値観に基づいた発信は「この人ならではの記事」といったオリジナリティのある内容に仕上がります。
ネタ切れ防止!ブログのアイデア発掘法


ブログを続けていると、「もうネタが思いつかない!」と困ってしまうことも少なくありません。
書くテーマが思いつかないときには、日常の情報や身近な出来事をヒントにすると、新たな切り口が見つかる可能性があります。
例えば、最新のAIツールや人気のゲームを取り扱ったり、SNSや質問サイトをチェックしてリアルな声からネタを探したりするのが効果的です。
また、過去の記事をリライトしたり、既存記事から派生できるテーマで記事を書けば、現状のコンテンツを活かしつつ回遊率アップも見込めます。
以下の記事では、ブログのネタ探しのコツについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
魅力的なブログにするためのポイント


魅力的なブログに仕上げるためには、読者が求めている情報に寄り添いつつ、具体例や実体験を盛り込むのがポイントです。
構成は、見出しを読めば記事全体の流れをつかめるように整え、導入文からまとめまで自然につながるように工夫しましょう。
基本的に、読者は文章を読みません。記事が長すぎると途中で離脱してしまう可能性があるため、箇条書きや図解を適度に入れ、視覚的にわかりやすくするのも効果的です。
また、リサーチした内容をただ並べるだけではなく、独自の考えや経験を加えることで独自性のある記事に仕上がります。
記事の公開後は、定期的にリライトや記事の追加を行い、常に価値のある内容を提供し続けることも重要です。
まとめ|まずはブログを1記事書いてみよう!


Webライターにとってブログは、文章力を磨きながら信頼を獲得できる大切な場所です
さらに、アクセス数の推移や回遊率の変化の検証や分析など、ブログ運営の過程で施策を試し、結果を分析することは、クライアントの視点を理解するきっかけにもなります。
テーマは、スキルアップ術や専門知識、趣味などから選べますが、大切なのはブログの軸を定め、継続的に発信することです。



大切なのは、少しづつでも書き続けること。
挫折しがちなブログを継続できれば、自信がつき、文章力も自然と伸びていきます!
ネタ切れを防ぐ工夫を取り入れながら、まずは1記事書くことから始めてみましょう!


